香港、6月26日(新華社)-「リスク回避」の問題点は、世界が必要としているのは戦争ではなく貿易だということだと、香港を拠点とする英字日刊紙サウスチャイナ・モーニング・ポストが報じた。
「ゲームの名前は『自由』貿易から『武器化』貿易に変わった」とアジア経済・金融問題を専門とするベテランジャーナリストのアンソニー・ローリー氏は日曜日の日刊紙への論評で述べた。
同記事は、1930年代に世界経済が恐慌に陥り、多国間貿易が崩壊すると、地域圏外の国を対象とした保護主義的措置により貿易パターンが再編されたと述べ、貿易の安全性が低下し、よりコストがかかることで国際緊張が高まったと付け加えた。
「米国主導の主要貿易国のグループが貿易とサプライチェーンのネットワークを中国への依存から切り離す(あるいは、彼らが好んで呼ぶところの「リスクを取り除く」)ことを目指している中、このような傾向は今再びはっきりと目に見える。その部分は代替ネットワークの構築を目指している」とローリー氏は語った。
インターナショナル紙の論文によると、多国間主義の根幹を持たない地域主義は、強力な崩壊の力にさらにさらされる可能性があり、地域貿易協定は弱体化し、より差別的なものとなり、統合への関心が薄れ、非加盟国に対して保護主義的な壁を築く傾向にある可能性があるローリー氏が引用した通貨基金。
投稿日時: 2023 年 6 月 27 日